令和元年最後のトップトウ、間もなく発売でございます。今回のvol.23も、とても濃い内容ですよ～。
まずは前号から表紙を担当していただいております八百板さん、今号も凄いことをやってくれました。打ち合わせをしていく中で、「裏表紙までぶっ続けにしちゃおうよ」というアイデアを出してくださいまして、表紙は裏表紙まで続く1枚の絵となっております。

この絵は9月に参加した「津波ジャンボリー」で私パリコレが受けたインパクトと、心の中の理想のキャンプ風景を八百板さんに伝え、そこに八百板さんのイメージをプラスして描いていただいたもの。ボートは描かれていますが、「魚も釣具も描かれていない釣り雑誌の表紙なんて前代未聞でしょ（八百板さん）」という、実験的というか型にとらわれないというか、新しいことにチャレンジしていこうっていう勢いがある表紙となっております。70年代のLLビーンのカタログみたいなイメージなんだそうです。カッコイイですよね～。

そしてそして、巻頭特集はP3～12までぶっ通し。アングラーズメイド原田さん、グロデベ左さん、クオリティライフ堀井さんの3人がベテラン・レジェンドたちに会いに行くという我ながらかなり面白い企画です。ご協力いただいたのは、アカシブランド明石さん、津波ルアーズ元木さん、そしてレジェンド柏木さん。次世代を担う実力派ビルダーたちが、琵琶湖を舞台に釣りに没頭しつつ、大先輩たちとの出会いの中でいろんな刺激を受ける・・・それを僕の目線でお伝えします。一週間弱、合宿っぽい感じで琵琶湖にいましたから、ほんとに濃い内容です。前述の津波ジャンボリーのレポートもあり、151Aカップへの参戦レポートもありです。

「それ、柏木さんに聞いてみよう」のコーナーでは、バスがなかなか厳しくなってきた冬、トップのアングラーが楽しめる釣りって他にどんなのがありますかね？ということをお聞きしました。

ルアー千一夜別館、今回のマニアックな世界は「ナチュラルプリント」。ミネサキさんによるナチュプリへの愛がつまった寄稿です。文章もそうですが、写真が実に素晴らしい。ちなみにミネサキさんは広告屋さんでして、今回はレイアウトまですべてやってくださいました。かっこいいページレイアウトにもご注目ください！

セーヌ川通信は、なんとついにホンモノのセーヌ川！ トップトウ制作サポート隊のマノシが夫婦旅行でフランスに行くというので、「やれるだけのことをしてきてくれ！」と頼んだところ、予想以上にやってきてくれました。マノシ、セーヌ川でパーチを釣ってます。

イサピンさんの連載「懐古趣味的雑記」は今号で最終回。トップトウvol.3から続けてもらっていたコーナーなので感慨深いものがありますが、今号ではイサピンさん自身にとってのバスフィッシングを振り返っていただきました。子ども時代にバス釣りと出会っていろんな驚きがあったというお話、読んでいてとてもワクワクします。イサピンさん、長いあいだありがとうございました！

「やどかりバスポンド」のレポートもあります。ゲストはストックルアーズさんとガウラクラフトさん。ストック濵村さんはこの企画のためにわざわざ広島からかけつけたそうで、お客さんも新潟からやってくるという全国をまたにかける展開。ガウラさんは今年関東に猛威をふるった台風15号で被災されたのですが、松井さんは支援につながればってことでゲストに青芳さんをお招きしたみたいです。松井さん、BPのサンプルルアーの売り上げをすべて青芳さんに寄付されてましたよ。お二人の釣りにも密着していますので、ガウラファンのみなさんは必見ですよ。

Books Reviewのコーナーでは、先日お亡くなりになった羽鳥静夫さんの「ぼくたちのバスフィッシング」を採り上げています。実は羽鳥さんの悲しいニュースが届く前から原稿を書き始めていたんですが、まさかこんなことになるとは思いませんでした。ここでは羽鳥さんのルアーデザイナーとしての側面ではなく、文筆家としての素晴らしさに注目・紹介しています。

TOMO TUNEのコーナーでは、この冬みなさんもカンツリなんかで使う機会が増えそうな古いカーディナルのチューンを紹介。これをするだけで快適度がアップしますので、興味ある方はぜひお読みくださいませ。

リールズ宮宗さんライティング、ヒロ内藤さん監修でお送りしているThe Lure Extractのコーナーでは、クリークチャブの「ダーター2000P」を中心に、ダーターというルアーの本質に迫ります。

トップウォータープラッガーのためのカラダメンテナンス講座、今回のタイトルは「ウンコピンチ脱出大作戦！」。釣り人が釣りをしていて直面する困難の中で、最も多いのがウンコピンチんじゃないでしょうか。現場での対応策をはじめ、予防の仕方などをココロ＋カラダのパーソナルトレーナーながつまけんぢさんに教えていただきました。一見ふざけた内容っぽく見えますが、実は釣り人にとっては切実な問題だったりしますから、読んでおいて損はないですよ！

B級ルアー列伝でおなじみDabさん主催の「第1回チキチキB級ルアー列伝トーナメント」のレポートもあります。みなさん面白いルアーで釣ってます。自慢じゃないですけど、僕も釣りましたよ！

そしてそして、ハンドサムさんとアブディールさん主催の「SummerParty for Pluggers 2019」の参加レポートも。SMITHさんのブースでは、元バサー編集長の三浦さんが、今年の8月に逝去された故・鮎川信昭さんの功績を振り返る展示をされたのですが、トークショーではハンドサム嶋崎さんも鮎川さんから学んだことについて語られていました。スペースの関係でそのことについてはあまり詳しく書けませんでしたが、これはまた改めて嶋崎さんに取材をさせてもらって紹介できればと思っています。

そのほかにも、第8回トップトウ党大会、ドライブレコーダーのとりつけ体験、キャンプギア情報、男のキャンプ飯、スピンキャストリール情報、カップ麺通信簿、ビッグベイトのイベントレポート、タックルボックス、ちょっとアレなRod & Reelで世界を釣る、パッチと私、SOHEY CALLING、グロデベ日記、あの頃の写真から、グランパ大野／閉店後の独り言、フォルクスワーゲンのイベント参加レポートなどなど、「最新の情報」は相変わらずほとんどありませんが、釣りのアレやコレを独自の視点から人文学的にとらえまとめております。

濃いですよ〜、本当に。

取り扱い店さまではだいたい12月22日あたりから発売となります。詳しい販売タイミングはまたお知らせしますが、一生懸命作りましたので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします！

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