軍艦しょい

これは僕が住んでいた地域限定の遊びだったのかもしれませんが、子どもの頃、ジャンケンと同じ要領の遊びで「ぐんかん」というのがありました。ジャンケンのグーが「ぐんかん」、パーが「ハワイ」、チョキが「ちんぼつ」という言葉の割り振りです。当時は何も感じずにやっていましたが、今振り返ると、なんて軍事色の強い遊びだったんだろうと思いますね。日本軍の真珠湾攻撃をモチーフにしていることは間違いなさそうですが、となるとこの遊びの文化は戦後から脈々と受け継がれてきたものだったのかもしれません。「ぐんかんしょい、しょい」っていう出だしから「ハワイハワイぐんかん」「ぐんかんぐんかんちんぼつ」という感じで展開されていくんですが、最終的にどうやって勝敗を決めていたのかが思い出せません。同世代で覚えている人がいるかちゃんと確認しておかないと、そろそろ誰も思い出せなくなりそう。文化が失われていくのって、こんな感じなんですね、きっと。