パリコレ・秋の新作 | トップトウストア | トップウォーターバスフィッシングに特化した日本で唯一の雑誌「トップトウ」の公式オンラインストアです。

2019年11月3日は「B級ルアー列伝」の著者にして、B級ルアーの伝道師、Dabさん主催の「第一回チキチキB級ルアートーナメント」が開催されまして、取材も兼ねて参加してきました。B級ルアー列伝に載っているルアーのみ使用可能という、これまでにない縛りの大会で、本当に楽しい一日になりました。シーズンも終盤でフィールド状況はかなり厳しかったですが、僕も含めて4人がバスを釣り上げております。ドウガも撮影していたので、近いうちに「トップトウドウガ」の方にアップしたいと思います。もちろんこの模様はトップトウvol.23でもレポートするつもりですのでお楽しみに。

イベントの予定が連続しておりまして、2019年11月10日は、茨城県稲敷市の江戸崎商店街で、フォルクスワーゲンの旧車がずら〜っと並ぶShow Your VW’s Meet というイベントが開催されます。ここ3年(だったかな？)、ずっと参加しているイベントで、今回もトップトウとハンチバックさんの共同ブースで出展いたします。
「なぜフォルクスワーゲンのイベントで釣り？」と思われる方も多いとは思いますが、ワーゲン乗りのみなさんにはなぜかトップウォータープラッガーが多いんですよ。霞ヶ浦のすぐ近くという立地もあるのかもしれませんが、昭和的な古いものが大好きな僕にとっては、楽しみなイベントのひとつなのです。トップトウのバックナンバーやステッカーを持っていくと、あまり釣りをしたことがないという方でもなぜかみなさん購入してくださるんですよ。「釣りの世界に新しい人たちを呼び込みたい」と思っている僕にとって、ワーゲンに興味がある人たちというのはそれほど遠くないところにいる存在なのです。

もちろん釣り道具の販売もありまして、それを目当てにわざわざ来てくださる方たちも多いんですが、そんなみなさんに今回製作したルアーを紹介させていただきます。

トップトウvol.22でもちらっとご紹介しております、パリコレ・秋の新作「フロッグサン」です。マンズのフロッグマンみたいな感じで、なおかつ使いやすいペンシルベイトを作りたいなと思って開発しました。
ペンシルベイトというのはだいたい後方にしっかりとしたウェイトが入っておりまして、立ち浮きするくらいのバランスの方がスライドとかスケーティングがしやすいと言われております。こういうルアーは動かすと本当に気持ちがいいんですが、スケートする分移動距離が大きくなってしまうという側面もありまして、秋など魚がスローになってきている時にはこうした移動距離の大きさでバイトチャンスを逃してしまうことがあるのです。一点で首を振るターンベイトのようなルアーの場合はそれほど移動することなく、ピンポイントでバスを狙える・・・ってことをふまえて、フロッグサンは、ターンもできるしスケートもできるようにしてみました。着水後、ロングポーズから小さくターン。もう一回くらいターンを決めたあと、ロッドストロークを大きめにしてリトリーブしていくことで、今度はスケートするようになります。これ、ちょっとコツが必要ですが、うまく動かすのが楽しくなってついつい使い続けてしまう、そんな感じのルアーです。僕は最近はこればっかり使って遊んでおります。

そうそう、嫌がる人がいるのは承知の上なんですが、今回パリコレルアーとしては初めて発泡樹脂で作ってみました。ターンとスケートの両立はけっこうバランスがシビアでして、ウッドで作るとどうしても木の個体差によって動きが変わってしまうんですよね。まあ僕のルアーなんかは木であることがそれほど重要だとは思いませんし、やってみたらこれはこれで面白いので、今後はこういうのも増やしていこうと思います。

カラー紹介です。